パーキンソンの法則を逆手に取って時間とお金をコントロールせよ!!
「パーキンソンの法則」を知ってますか?
自営業やフリーランスにとって最も意識しなければならない、時間とお金に関連する重要な法則です。
目次
パーキンソンの法則とは
パーキンソンというと”パーキンソン病”という病気を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、全く違います。
イギリスの政治学者であるC.N.パーキンソンが1958年に著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」において提唱したもので、2つの法則から成っています。
第2の法則:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」
第1の法則
「仕事は、それに対して与えられた時間をちょうど埋めるように増えてしまう」
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。」
時間があればあるだけ使ってしまうということ。
また与えられた時間を埋めるように仕事が増えてしまう、ということを指します。
あなたも一度は経験があると思います。
本当はすぐに終わってしまうことなのに、いつまでもグズグズして取り掛かれない仕事。
「まだまだ時間があるから余裕だねw」と思っているうちにいつも間際になって焦る夏休みの宿題。
つまり、締め切りを2週間先にしたならちょうど2週間先に、1ヶ月先にしたらちょうど1ヶ月先に終わるように、わたしたちは仕事や勉強をしてしまう傾向にあるのです。
締め切りが『先』にあると思うと、それに合わせてペースを落としたり、余計な仕事を付けたりしてちょうど締め切りに合わせて終わるようするのです。
よく考えてみると、あなたが思うように計画や予定が進まなくなっていることは実はこの『パーキンソンの法則』が働いているからかもしれませんよ。
この厄介な法則ですが、これを逆手に取ることができれば逆にあなたの時間の使い方?
いやいや人生をも劇的に変えれることができます。
第1の法則の解決法
この法則をわかっていることで具体的な解決策が立てられます。
逆手に取ってしまえばいいのです。
具体的に言えば、現実の締め切りよりもずっと前に自分だけの締め切りを設定する。
目安としては実際の締め切りの半分の期間。ちょっとタイトなくらいがいいのです。
締め切りをタイトに設定しても人間はそれに向けて無意識に「締め切りを守ろう」という意識が働き、何を優先的にやるべきか ・どんな順序でやるのが最も効率的か ・今やらなくても問題のないものはどれなのか と言ったことの判断が磨かれるようになります。
で、前倒しで浮いた時間は、修正・改善にあてれますよね。
そうすることで、クオリティを下げることなく作業をこなすことができます。
またこの手法を使うことで途中で別の仕事が入ったり、仕事の要請が変わったりしたときも対応できるようになります。
さらに言えば、
「細かく締め切りを設定する」
「完璧主義にならない、60~70%の仕上がりで先に進むこと」
これをクリアーすることで仕事の生産性が格段に上がります。
第2の法則
簡単にいうと「収入があればあるほど支出も増え続ける」という法則です。
いくら収入が増えても増えたら増えた分だけ使ってしまう。
あなたもそんな経験ないですか??
宝くじが当選した人の8割は破産宣告するという話を聞いたことありませんか?
そうなるといつまでたってもお金が貯まることはありませんよね。
一度贅沢を知ったら辞められないのが人間の性。
なかなかいい時の暮らしの癖が抜けずに苦労している人をたくさん見てきました。
こういう流れもパーキンソンの第2法則の影響によるものだと言えるでしょう
第2の法則の解決法
これは非常に簡単なんですが、収入が多くなっても収入が低い時のままの変わらぬ生活をし続けること。
言うだけなら容易いことなんですが(笑)
お金を使いたいという気持ちを抑えて、まずは貯金をしてそのお金を投資に回す。
いいですか?!
お金には浪費か投資しかありません。
あなたの今から使うお金が浪費か投資か判断して使えるようになれば、おのずと第2の法則が克服できます。
投資といっても株や不動産だけではないのです。
例えば睡眠の質をあげるために高級なマットレスを買ったり、仕事のパフォーマンスをあげるために長時間座っても疲れないゲーミングチェアを買ったり、掃除の時間短縮のためにルンバを買ったりするのも投資です。
自己投資や子供の教育資金だって将来の投資になるんですから。
お金を貯めることも大切ですが、お金を何(投資)に使うか、そのバランスが大切だということですね。
いかがでしたでしょうか?
パーキンソンの法則は、時間とお金を無駄に浪費してしまう法則です。
しかし、予めわかっていれば逆手に取って良い方向に活用することが人間にはできるのです。
ではでは
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